2004年、私たちは、ある出来事をきっかけにボルネオで"鼻にケガをした子ゾウ"に出会いました。
背景には、「植物油=環境にやさしい」を単純に言い切れない現実と、絶滅に瀕する生命がありました。
植物原料の生産地では、アブラヤシ農園が無秩序に拡大し、その影響で熱帯雨林が伐採され動物たちがすみかを追われている現実を目の当たりにしたのです。
それから、私たちはゾウやオランウータンが安心して暮らせるよう、分断された森の買い戻しや、野生生物の救出活動の実現を目指してきました。
一方で、パーム油を使わないことは根本的な解決ではありません。そこで世界中が必要とするパーム油を、地球にも無理なく使い続けるために、本当にやさしい植物原料(=持続可能なパーム油)の使用を開始しました。
そして2012年、サラヤは次世代の自然派ブランド「ハッピーエレファント」を発売しました。
天然の酵母が、発酵によりうみだす天然洗浄成分ソホロを配合するこの「ハッピーエレファント」は、石油由来原料を一切使用しない100%天然由来原料で、人にやさしく、排水後はすみやかに分解されて地球に還ります。
「ゾウさんが幸せなら、きっと人も幸せ」
ボルネオの生態系の頂点にいるゾウが幸せなら、それは未来にきれいな環境が残せた証拠。
きれいな水や環境が保たれ、いろいろな生き物と人間が調和する、いのち輝く地球でありたい、そんな願いを込めたブランドです。
「ハッピーエレファント」のマークはボルネオに生きづく多種多様ないきものたちが楽しく暮らしている様子をシンボル化しています。生物多様性が続くことを願ってつくられた「ハッピーエレファント」の想いがこめられています。